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中川イセ。1901年8月、山形県天童市に生まれ、1歳で生母と死別。里親にあずけられる。運命に翻弄されて、17歳で女児を出産。養育費のために北海道にわたり、網走の遊廓に入る。持ち前の負けず嫌いと創意と工夫で店トップの座につき、牧場主の息子と結婚するも、義父の借金(現在で約2億8千万円)を背負い、20年間、完済のため奔走。その後、戦後初の網走市議会女性議員となり、7期28年つとめる。引退後も、さまざまな要職につき、「ばっちゃん」の愛称で親しまれながら、網走市名誉市民となって、105歳で大往生するまで、明治・大正・昭和・平成と、波瀾万丈の人生を生き抜く!
本作品は、イセさんの幼少時より戦後、議員になるまでの半生を中心に描く。女優・夢実子が、10年あまり舞台化を構想。脚本家・かめおかゆみことの出会いと、イセさんゆかりのかたがたの厚いご協力により実現。各マスコミでも話題となるなか、2015年8月、網走市で初演。同年12月、天童市で再演。ともに満場の客席から感動の拍手をいただく。
なお、語り劇とは「朗読とお芝居の中間のような形式」。
2014年12月、夢実子×かめおかゆみこが、舞台化のために、網走を取材訪問したときより、上演に至る過程や最新情報などを順次アップ。
現在、中川イセさんの人となり、その魅力を伝えるために、その半生の記録を、かめおかゆみこが連載中。
URL:夢実子「語り劇」プロジェクト
「零に立つ」実行委員会 事務局 AISOHO